leale
第1期 Day 1
石垣商店
株式会社leale — AI 活用 企業研修 第1期

Day 1:グループワーク
× AI 基礎 × Gemini 実践

まず自分たちの業務課題を言葉にする。その課題を Gemini で整理・視覚化することで、
AI 活用の「使いどころ」を体感しながら学ぶ 4 時間。

顧客
株式会社石垣商店
業種
銅・真鍮加工製造業
参加者
13名
日程
2026年 月 日
0:00-0:20オリエンテーション
0:20-1:15グループワーク
1:25-2:10AI 基礎講義
2:20-3:20Gemini ハンズオン
3:30-4:00思考法 + 棚卸し
Opening 0:00 - 0:20

この3日間で目指すゴール
& グループ編成

🎯 Day 1 のゴール

自分たちの業務課題をグループで言語化し、Gemini を使って整理・視覚化。さらに AI の基礎を理解して「GWS × Gemini を今日から使える」状態に。

3日間の全体像

  • Day 1(今日):グループワーク × AI 基礎 × Gemini 実践 →「AI を業務で使える」状態に
  • Day 2:Claude 活用 × 実務演習 →「複雑な業務にも AI を活用できる」状態に
  • Day 3:ミニ Web アプリ制作 → 「AI に自分専用のツールを作らせる」体験で完結

グループ編成(4 班 × 3〜4名)

今日の研修はグループワークが中心です。以下の班に分かれてください。
グループごとに Google ドキュメントを1つ共有します。

A班
3名
B班
3名
C班
3名
D班
4名
講師:グループ内の役割として「記録担当(ドキュメント入力)」「Gemini 操作担当」「発表担当」を決めてもらう。ローテーションは自由。

本日の使用ツール

  • Google Workspace(Gemini):会社契約アカウントで今日からフル活用。追加費用なし。
  • Google ドキュメント:グループワークの議事録作成に使います。講師がリンクを配布します。
  • Claude:Day 2 で使用。今日は不要。
  • わからないことはすぐ挙手 OK。グループ内で相談しながら進めて構いません。
Live Poll — 開始前チェック
AI(ChatGPT・Gemini など)を仕事で使ったことはありますか?
QRコード
(講師設定)
参加者はスマホで
QR を読み取り投票
まったく使ったことがない
少し使ったことがある(プライベートで)
仕事でたまに使っている
ほぼ毎日使っている
📋 講師:投票結果を見せながら「今日のグループワークが終わると、全員のレベルが変わります」と伝えてから次へ。
Section 1 / グループワーク 0:20 - 1:15 / 55分

グループワーク
— 業務の悩みを Gemini で整理する

🎯 このセクションのゴール

グループで業務課題・研修への期待を言語化し、Gemini を使って「議事録 → 構造化 → 視覚化」の流れをリアルな業務文脈で体験する。

講師:Section 1 開始前に各グループへ Google ドキュメントのリンクを配布してください(事前に4ファイル作成:A班_業務棚卸し〜D班_業務棚卸し)。Gemini は Docs 右サイドパネルの「✨」から起動します。
1
付箋出し・グループ話し合い

各自、今の業務で困っていること・時間がかかること を 3つ 書き出す(紙 or メモ帳)。
研修に期待することも 1〜2つ 添える。グループで見せ合い、共通点・相違点を確認する。
記録担当は発言内容を Google ドキュメントに箇条書きで入力していく。

⏱ 10分
2
Gemini で議事録作成

Docs 右サイドパネルの「✨ Gemini」を起動し、下記プロンプトを使ってグループの発言メモを議事録に変換する。生成されたテキストをドキュメントに追記する。

⏱ 10分
3
Gemini で構造化

Step 2 で生成した議事録を Gemini に再度渡し、課題の種類(「業務効率」「コミュニケーション」「スキル・知識」など)でカテゴリ分類してもらう。件数の多い課題が見えてくる。

⏱ 10分
4
Gemini で視覚化

構造化したデータを Gemini にスクリーン投影用に整形してもらう。見出し・太字・箇条書きを使った読みやすい文書に仕上げ、「AI 活用で改善できる可能性」を各カテゴリに付ける。

⏱ 10分
5
グループ発表

各グループ 3〜4分で「最大の業務課題」と「研修に期待すること」を発表。スクリーンに Docs を投影して見せると効果的。講師は全体の共通点をホワイトボードにまとめる。

⏱ 15分(各グループ約3〜4分)

Step 2 プロンプト — 議事録作成

Docs のサイドパネル Gemini に、グループの発言メモを貼り付けてから以下を送信する。

✅ Step 2 プロンプト(議事録作成)
以下はグループディスカッションの発言メモです。 これを簡潔な議事録にまとめてください。 【発言メモ】 (ここにドキュメントに入力した箇条書きをペースト) 条件: ・参加者の発言をそのまま使わず、要点を整理した文章にする ・見出し付き構成にする(「業務の課題」「研修への期待」の2区分) ・200〜300字程度でまとめる
操作:サイドパネルで生成 → 「ドキュメントに挿入」ボタンでドキュメントに追記する。

Step 3 プロンプト — 構造化

Step 2 で生成した議事録テキストを選択してサイドパネルに貼り付け、以下を送信する。

✅ Step 3 プロンプト(構造化)
以下の議事録の内容を、課題の種類でカテゴリ分けしてください。 【議事録】 (Step 2 で生成した議事録テキストをここにペースト) 分類例: ・業務効率(繰り返し作業・時間のかかる処理) ・コミュニケーション(社内外の連絡・調整) ・スキル・知識(習得したいこと・わからないこと) ・その他 各カテゴリに該当する課題を箇条書きで整理し、 件数の多い順に並べてください。

Step 4 プロンプト — 視覚化

Step 3 で出てきた構造化データをそのまま貼り付けて以下を送信する。

✅ Step 4 プロンプト(視覚化)
以下の構造化データを、スクリーン投影用の読みやすい文書に整形してください。 【構造化データ】 (Step 3 で生成した内容をここにペースト) 条件: ・見出し(##)で区分を明確にする ・重要なキーワードは太字(**キーワード**)にする ・各カテゴリの末尾に「→ AI 活用で改善できる可能性」を1行追加する ・全体で400字以内にコンパクトにまとめる
講師:Step 5 の発表が終わったら「今 Gemini でやった流れ—メモ→整理→視覚化—は、この研修で何度も使います。うまくいかない場所があれば、それ自体が学びです」と接続して休憩へ。
☕ 休憩 10分(1:15 - 1:25)
Section 2 / 講義 1:25 - 2:10 / 45分

AI とは何か
— 仕事で使う前に知っておくべき基礎

🎯 このセクションのゴール

AI を「なんとなく怖いもの」「難しいもの」ではなく、正確に理解して正しく使いこなすための土台を作る。グループワークで感じた「あれ、Gemini って何者?」という疑問に答える。

2-1. 生成 AI って何?(8分)

AI には大きく2世代あります。今みなさんが使った Gemini は 「生成 AI(ジェネレーティブ AI)」 です。

  • 従来の AI(〜2021年):あらかじめ決めたルールに従い判断する。迷惑メール判定・顔認識など。
  • 生成 AI(2022年〜):大量のテキスト・画像を学習し、「人間のような文章・コード・画像」を新しく生成する。
KEY MESSAGE

生成 AI を一言で言うと、「知識は膨大だが経験ゼロの優秀な新人」
石垣商店様のことは何も知らない。だから先ほどのグループワークのように、業務の文脈を丁寧に渡すことが大事。

2-2. Gemini・Claude・ChatGPT の違い(12分)

本研修で使う2つと、有名な ChatGPT を並べて比較します。

項目 Gemini(Google) ChatGPT(OpenAI) Claude(Anthropic)
得意なことGWS 連携・検索・要約幅広い汎用タスク長文・論理・コード生成
GWS との連携★標準搭載・追加費用なし非公式公式連携(有料版)
本研修での使い方Day 1:業務効率化参考のみDay 2〜3:高度な活用
データ学習利用Business プランは対象外プランにより異なるなし(設計ポリシー)
覚えておきたい:「どれが最強か」より「何の目的に何を使うか」が AI 活用の基本。本研修では両方を使い分けます。

2-3. AI の「できること・できないこと」(8分)

✅ 得意なこと
  • 文章を書く・要約・翻訳
  • たたき台・下書きの高速生成
  • 大量データのパターン抽出
  • コード・計算式の作成
❌ 苦手なこと
  • 最新情報・社内固有情報
  • 正確な数値計算
  • 「正解」の最終判断
  • 責任を持つこと
ハルシネーション:AI は「もっともらしい嘘」を堂々と返すことがあります。納期・スペック・金額など重要情報は必ず人間が確認してください。

2-4. 製造業での AI 活用イメージ(7分)

先ほどのグループワークで出た課題を AI 活用レベルに当てはめて考えてみます。

  • レベル1 活用:見積もり依頼メールの返信下書き・加工仕様書の要約・議事録作成 ← 今日のグループワークがここ
  • レベル2 自動化:問い合わせフォーム → AI 自動仕分け → 担当者通知(Day 2〜3)
  • レベル3 創造:材料計算ツール・簡易見積もり Web アプリ(Day 3 のゴール)
Q&A タイム(10分)。特に「データが学習に使われないか」という懸念が出やすいです。「GWS Business プランは対象外」という事実を明確に伝えましょう。
☕ 休憩 10分(2:10 - 2:20)
Section 3 / ハンズオン 2:20 - 3:20 / 60分

Gemini を仕事で使ってみる
— Gmail / Docs / Sheets(グループ形式)

🎯 ゴール

3つのアプリで Gemini を実際に動かし「使える」実感を持つ。グループで助け合いながら進める。

Gemini はどこにある?

  • 各アプリ右サイドパネル「✨ Gemini」アイコン
  • Gmail 作成画面下部「✨ ヘルプミーライト」
  • Docs 本文中でスペースを開けると「✨」プロンプト入力
  • または gemini.google.com でチャット形式
確認:各自の GWS アカウントで右側に「✨」が表示されるか確認してください。表示されない場合は講師まで。
🛠 演習 3-A:Gmail × Gemini

取引先へのオンライン打ち合わせ依頼メールを Gemini に書かせる

  1. Gmail を開き「作成」ボタンをクリック
  2. 作成画面下部の「✨ ヘルプミーライト」をクリック
  3. 以下を入力:
    銅加工の部品について来週水曜午後にオンラインで30分打ち合わせをお願いするメールを丁寧な日本語で書いて
  4. 生成されたメールを確認 → 「調整」でトーン・長さを変えてみる
  5. グループ内で見せ合い「どの表現がいいか」を話し合う
⏱ 演習 10分 → グループ内共有 5分
🛠 演習 3-B:Google ドキュメント × Gemini

加工仕様確認メモのたたき台を Gemini に作らせる

  1. 新規ドキュメントを開く
  2. 空白部分で「✨ ヘルプミーライト」を呼び出す
  3. 以下を入力:
    銅丸棒の旋盤加工を外注業者に依頼する際の加工仕様確認シートを、項目を箇条書きで作成して。材質・寸法・公差・数量・納期・表面処理・梱包を含める
  4. 生成内容を確認し、実際の業務に合わせてグループで手修正
  5. 「✨ 文章を改善」で表現をブラッシュアップ
⏱ 演習 15分
🛠 演習 3-C:スプレッドシート × Gemini

サンプル生産データを Gemini で分析する

  1. 講師配布の「サンプル月別生産実績シート」を開く
  2. 右サイドパネルの「✨ Gemini」を起動
  3. 入力:このデータから生産量が最も多い月と、前月比で大きく変化した月を教えて。理由も推測して
  4. 続けて:月別合計を計算する SUM 関数と、前月比を出す数式を教えて
  5. グループで「この機能、どの業務に使えそうか?」を30秒ブレスト
⏱ 演習 15分
Live Poll — Section 3 デブリーフ
Gemini を使ってみた率直な感想は?
QRコード(講師設定)
スマホで投票
思ったより使えそう!
まあまあ。もう少し指示が難しい
まだピンとこない
すでに仕事で使えるイメージが湧いた
📋 講師:結果を見て「次のセクションでは『どの業務に使うか』の考え方を整理します。今日のグループワークで出た課題を思い出しながら聞いてください」と接続。
☕ 休憩 10分(3:20 - 3:30)
Section 4 / 講義 + 個人ワーク 3:30 - 4:00 / 30分

AI 活用の思考法
— 「どこに・どう使うか」を設計する

🎯 ゴール

グループワークで発見した業務課題を「AI 活用マトリクス」で整理し、明日から試せる◎の業務を1つ決める。

4-1. AI 活用マインドセット 3 つの軸(5分)

1
分解力

「この業務のどこをAIに任せるか」を切り出す判断力

2
検証習慣

AI の出力を鵜呑みにせず、必ず人間が最終確認する姿勢

3
反復思考

一発で完璧を狙わず、対話を重ねて磨いていく感覚

4-2. 業務棚卸しマトリクス(10分)

グループワークで出た課題を、以下の4象限に当てはめて考えてみましょう。

◎ AI が得意(高優先)
  • 繰り返し書く文書(メール・議事録・仕様書)
  • データの要約・分析コメント生成
  • 情報の検索・整理・比較
  • 定型的な計算・変換処理の補助
△ 活用できるが要確認
  • 顧客との個別交渉・提案文
  • 品質・スペックに関わる判断
  • 社内ルール・規程の解釈
  • 初回アイデア出し(最終判断は人間)
× AI に任せてはいけない
  • 最終契約・見積書への署名
  • 納期・金額・スペックの確定
  • 個人情報・機密情報の外部送信
  • 安全に関わる判断
石垣商店 × 今日の発見
  • ◎ 問い合わせ返信の下書き
  • ◎ 加工手順書・チェックリスト作成
  • △ 見積書の下書き(数値は要確認)
  • × 出荷仕様・公差の最終確認
🛠 個人ワーク — 明日から試す◎業務を1つ決める

自分の業務を「AI 活用マトリクス」で整理する(10分)

  1. 今週やった仕事を3〜5個思い浮かべる(紙 or メモ帳に書き出す)
  2. それぞれを「◎ AI が得意 / △ 要確認 / × AI 不向き」に分類する
  3. 「◎」に分類した業務のうち、一番時間がかかっているものを1つだけ選ぶ
  4. その業務を Day 2 までに Gemini で試す → 結果をメモしておく
⏱ 個人ワーク 5分 → 隣の方と共有 5分
Live Poll — Day 1 まとめ
今日学んだことで、明日から使えそうなことは何ですか?
QRコード(講師設定)
スマホで投票
メールの下書き生成(Gmail × Gemini)
文書・マニュアル作成(Docs × Gemini)
データ分析・集計(Sheets × Gemini)
まず自分の業務を棚卸しして使いどころを探す
📋 講師:投票結果を見せながら Day 2 の予告へ。「次回は Claude を使って、もっと複雑な業務に挑戦します。今日選んだ◎の業務を持ち込んでください」
DAY 1 TAKEAWAYS

今日のまとめ

TAKEAWAY 01

グループで発見した課題が、AI 活用の出発点

「どこに使うか」は教科書ではなく自分たちの業務の中にある。今日のグループワークでそれを言語化できた。

TAKEAWAY 02

AI は"知識は膨大・経験ゼロの新人"

石垣商店の業務は知らない。業務の文脈を丁寧に渡すこと、それが AI 活用の核心。

TAKEAWAY 03

Gemini は GWS の中にいる

Gmail・Docs・Sheets の右サイドパネルから、追加費用ゼロで今日から使える。議事録→構造化→視覚化の流れは何度でも使える。

TAKEAWAY 04

ハルシネーションに注意

納期・スペック・金額など重要情報は必ず人間が最終確認する習慣を。AI の出力は「たたき台」として使う。

📚 Day 2 までの宿題

今日の個人ワークで選んだ 「◎の業務」を Gemini で実際に試してみること。
うまくいった例・いかなかった例を両方メモしておいてください。
Day 2 の冒頭10分でグループ内共有します。