Day 1 は環境を整えるだけで終わりました。今日からは自分の仕事を楽にすることに時間を使います。
前半は社内アプリ一覧のダッシュボードを、5 人で同時に使いやすく作り変える(95分)。
後半は自分の実務が楽になるアプリを 1 本作って公開する(90分)。
準備はすべて事前に済ませてあるので、今日は 3 時間ほど手を動かし続けます。
前半:社内アプリ一覧のダッシュボードを 5 人で同時に改修し、PR とレビューを通して本番に反映する(共同編集の実戦)。
後半:自分の実務が楽になるアプリを 1 本作り、公開して台帳に載せる。
第1期の「チャットで作ってコピーして貼る」と比べて、どれだけ楽になったかを体で確かめる日です。
事前に Chat でお願いした 3 点です。できている人はそのまま、まだの人は前半の最初の 15 分で裏で片付けます。今日は準備に全体の時間を使いません。
| 事前にお願いしたこと | まだの場合 |
|---|---|
| ① Cloudflare の招待を承諾 | その場で承諾(3分)。届いていなければ責任者が再送 |
| ② 後半で作るアプリのテーマ(自分の実務で面倒なこと) | 前半の裏で考える。講師と一緒に決めてもよい |
| ③ Apps Script API をオン(データ保存するアプリを作る人のみ) | その場で 1 分。script.google.com/home/usersettings |
Day 1 のあと、実際に会社の環境を動かして分かったことです。今日の作業でもそのまま起きるので、頭の隅に置いてください。詳しくは各自あとで読んでおいてください。
標準リポジトリを作るプロンプトが複数のセッションで重複実行され、本番の履歴が一時的に2つに分かれました(復旧済み)。同じものを二度作らない。共通ルールにも追加済み。
Team「apps」に入っていても、新規リポジトリには自動で権限が付きません。作るたびに Settings → Collaborators and teams で Team「apps」を Write で追加します。
永続ログイン(wrangler login)ではなく、権限を絞った API トークンをその場だけ渡す方式に変更。他の案件と資格情報が混ざらず、ログアウト忘れも起きません。
人のレビューを省いたぶん、「誰の持ち物か」をはっきりさせます。止まらずに進めるためと、知らないうちに変わっていた、を防ぐための線引きです。
| 対象 | PR を出せる人 | マージできる人 |
|---|---|---|
| 自分が主担当のアプリ | 自分・副担当 | 自分(そのまま進めてよい) |
| 他の人が主担当のアプリ | 誰でも | 主担当(出したら本人に一声かける) |
| 共通のルール・スキル・台帳 (ishigaki-standards) | 誰でも | AI 管理責任者 (不在の間は leale) |
| L3(取引先データ・受注・請求) | 主担当 | 責任者のレビュー後 |
ishigaki-work フォルダ)。Google ドライブの中に clone すると、複数人・複数PCで同時に触ったときに壊れます。共有ドライブは設計メモや完成物の控えを置く場所です。
今日、皆さんが持ってきた「こうしたい」が 2 つあります。それがそのまま作業テーマです。
すでに社内で動いているダッシュボードに、自分が欲しかった機能を 1 つ足し、PR を出し、隣の人のレビューを通し、本番が実際に変わるところまでを各自がやり切る。
Day 1 で作った台帳(apps.md)を、誰でも見られる画面にしたものです。すでに本番で動いています。今日はこれを題材にします。
公開済みの社内アプリだけが並ぶ入口。「どのアプリがあるか分からない」を解消するための画面。
全アプリ・担当者・扱うデータ区分まで見える。AI 管理責任者の候補だけが使う画面で、URL は社外はもちろん社内でも配らない。
数字を画面に埋め込んでいない。開くたびに GitHub の apps.md を読みに行くので、台帳を PR で更新すれば画面も自動で新しくなる。
PR がマージされると自動で本番に出る(GitHub Actions)。誰も手で公開作業をしない。
事前に考えてきた「自分ならこうしたい」を、順に発表してください。全員が同じものを直すと衝突するので、かぶったらこの場で調整します。下の表は、思いつかなかった人向けの例です。
| 方向 | 例(このまま使ってもよい) | 難しさ |
|---|---|---|
| 探しやすく | 名前で絞り込む検索窓/担当者で絞る/自分が担当のものを上に出す | やさしい |
| 見やすく | カード表示と一覧表示の切り替え/最近更新されたものに印/スマホで見やすく | やさしい |
| 分かりやすく | 「何をするアプリか」を 1 行で大きく/使い方へのリンク/初めての人向けの説明 | ふつう |
| 気づける | 3 か月以上更新のないものに注意マーク/副担当が空のものを目立たせる | ふつう |
| 自分の業務に寄せる | 製造・営業・管理などの区分で分ける/よく使うものをピン留め | ふつう |
feat-(自分のテーマ) を作って」ここが Day 1 で練習した型の本番です。今日は練習なので、あえて隣の人のレビューを通します。
第1期でやった「チャットで作ってコピーして貼る」と、今やっている「Claude Code に頼む」の違いを、自分の言葉で説明できるようになる。後半で自分のアプリを作るときの心構えでもあります。
第1期の Day 3 で、皆さんはこうやってアプリを作りました。3 か月たって、直せていますか?
講師が同じ要件を 2 通りで頼んでみせます。手を動かす量がどれだけ違うかを見てください。
| 場面 | チャット(第1期のやり方) | Claude Code(今のやり方) |
|---|---|---|
| 今あるものを見る | 自分でコピーして貼る | フォルダごと自分で読む |
| ファイルを作る・直す | コピーして手で保存 | 直接書き込む(自分の手は動かさない) |
| 複数ファイル | 1 つずつ貼り直す | まとめて扱う |
| 前回の続き | できない(また説明し直す) | フォルダを開けば続きから |
| 公開 | 手で操作 | 「公開して」の一言 |
| 間違えたとき | どこまで戻すか分からない | 履歴があるので戻せる |
| 会社のルール | 毎回説明する | CLAUDE.md を自動で読む |
何でも Claude Code、ではありません。使い分けができると、社内に広めるときの説明も上手くなります。
メールの下書き、議事録の整理、調べ物、アイデア出し。ファイルを触らない仕事はチャットのほうが速い。GWS の Gemini も同じ用途で十分。
アプリを作る、既存を直す、公開する、次回も同じ手順でやる。ファイルと履歴が絡む仕事はこちら。
参加していない社員には、この一言で伝わります。全員に Claude Code を入れる必要はありません。
事前に考えてきた「毎回やっていて面倒なこと」を 1 つ選び、使えるアプリにして公開し、台帳に載せる。明日から自分が使えるものにします。
事前に考えてきた「面倒なこと」を、今日の 75 分で作りきれる大きさに削ります。大きすぎると完成せず、達成感のないまま終わります。
| 方向 | 石垣商店での例 | 今日できるか |
|---|---|---|
| 計算をなくす | 材料費・加工時間から概算見積を出す/重量を自動計算 | ◎ 今日で完成 |
| 転記をなくす | 入力した内容をスプレッドシートに自動で書き込む | ○ データ保存あり |
| 探す手間をなくす | 過去の加工実績・図面番号を検索する画面 | ○ データがあれば |
| 一覧で見えるようにする | 今月の受注・進捗を 1 画面で/納期が近いものを上に | ○ |
| 書式をそろえる | 作業指示書・日報の入力フォームと印刷用の書式 | ◎ 今日で完成 |
Day 1 で作った共有スキルを使います。長い指示は要りません。
今日作った 2 つ(ダッシュボードの改修と自分のアプリ)が会社の台帳に載り、次回 Day 3 で何をやるかが全員に共有されている。
| # | 確認すること | できていれば |
|---|---|---|
| 1 | ダッシュボードに自分の機能が入り、本番で見えている | 共同編集ができた |
| 2 | 自分のアプリが公開され、URL で開ける | 1人で最後まで作れた |
| 3 | 両方とも台帳(apps.md)に載っている | 会社の資産になった |
| 4 | 隣の人が、説明なしで自分のアプリを使えた | 属人化していない |
今日作ったものは、皆さんが Claude を開いたときだけ動きます。次回はここを越えます。
朝の決まった時間に集計しておく、依頼が来たら返事を下書きしておく。人が起動しなくても進む状態を作ります。
個人ではなく会社の管理アカウントで動かします。担当者が変わっても止まらないようにするためです。
作って終わりではなく、動き続けるものを見て、直すのが企業の AI 管理者の仕事です。次回はその第一歩。
Day 1 で整えた道具を、今日は自分の仕事に向けて使った。ダッシュボードも自動化も、自分が「こうしたい」と思ったところから始まっている。
第1期の「コピーして貼って公開」が丸ごと無くなった。文章はチャット、道具は Claude Code。社内にもこの一言で説明できる。
作った本人には当たり前でも、他の人には分からない。隣の人が迷った所が、README に足りない情報そのもの。
今日作ったものは自分が開いたときだけ動く。次回は会社の PC に常駐させ、決めた時間に動く仕組みを 5 人で管理する。
①今日作ったアプリを、2 週間 実際に使ってみる。使わないと何が足りないか分かりません。
②使ってみて気づいたことを、もう 1 回 PR で直す(隣の人がレビュー)。1 回直せば十分です。
③ダッシュボードも毎日開いてみて、気になる所があれば直す。
Day 3(10月19日)は 会社の PC に Claude を常駐させ、見ていない時間も動く仕組みを作ります。
当日までに 「毎日・毎週かならず発生していて、決まった手順でやっていること」を 1 つ考えてきてください。
今日のアプリは「開いて使うもの」でしたが、次回は開かなくても終わっているものを作ります。